FEMAからの決定に異議申し立てをする上での重要なコツ

Release Date Release Number
011
Release Date:
10月 14, 2021

ニューヨーク-- ハリケーン「アイダ」がニューヨークを縦断後、あなたは自らアメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA) に災害支援を申請し書簡を受け取りました。しかし、何だかよく分からなくて良くないのではないかと思います。

FEMAでは、あなたの申請書に情報が不足している場合、しばしばこれらの書簡をお送ります。不足している書類としては、身分証明、住民票、あるいはハリケーン「アイダ」前に主な居住地であったことを証明する書類などの証拠を必要とする場合があります。ここでは、FEMAの決定に異議を申し立てるための手紙を書くための重要なポイントをいくつかご紹介します。

60日以内にFEMAへ異議申立書をお送りください

異議申立てプロセスの最も重要な部分は、あなたのケースを弁護するのに必要となる期間がどのくらいなのかを把握していることです。FEMAの決定書の日付から60日間必要となります。異議申立書をFEMAに送付する最終日を通知するようカレンダー内でその日にちに丸を付けておいてください。FEMAが手紙を受領後、さらに情報を求め、電話又はフォローアップレターを受け取る可能性があることを御留意ください。

異議申立書を書く前にFEMAの書簡をよくお読みください

FEMAが申請書を申請対象としなかった、あるいは支援を却下された、又は申請書に関する決定をFEMAに延期された理由を理解する必要があります。その理由は、しばしば不足文書や情報と同じくらいシンプルです。FEMAが何を求めているのかをよりよく理解するために初めから終わりまでFEMAの書簡を読んでください。

異議申立て主張を裏付ける証拠を含めてください

異議申立書だけでは、FEMAに決定の再考してもらうのに十分ではありません。異議申立書で何を主張しているのかを裏付ける証拠が必要となります。FEMAに求められた書類又は情報を含めることは重要です。以下は、あなたの異議申立書に何を含むかについての項目です。

  • 支援申請が却下された、又は決定まで達しなかったと記されたFEMAの書簡の写し
  • 保険レター: 家の修理に必要となるもののほんの一部をあなたの保険会社が提供するかもしれませんが、別の場所に移るのには十分ではなく、場合により特定の所有物を交換するのでさえ不十分です。FEMAでは、あなたの保険会社がすでに支払ったものとしての助成金を差し上げることはできないことを御留意ください。
  • 居住証明: 公共料金の写し、免許書、リースあるいは銀行明細書、地元学校の書類、自動車登録、または雇用証書。これら全ては、破壊された住宅または賃借が主要居住地だったことを証明するために利用できます。「主要(Primary)」とは、大半の間そこに住んでいたことを意味します。
  • 所有権証明書: 抵当権又は保険書類、税金領収証又は権利証書、2016年の日付までさかのぼる大がかりな修理又は改善に対する領収書、又は裁判所の書類。ご本人の書類が紛失又は破損された場合、書類の交換方法についての情報は、www.usa.gov/replace-vital-documentsをクリックすると表示されます。
  • 領収書および見積もり: 家の修理の領収書、修理の見積もり、契約業者の見積もり、又はご自身の保険会社からの情報などの書類を含みます。

異議申立書をご自身でお書きになれませんか? ならば誰かに書いてもらってください

  • 申請者がご本人であるが異議申立書書面作成が不可能な場合、誰かに書いてもらってください。その人が世帯人、友人又は弁護士であっても構いません。しかし、幾つかのガイドラインに従っていることを確認してください。署名した書面で、その執筆者がご本人の代わりに異議申立書を提出するための権利を与えられたことをFEMAにお伝えください。FEMAヘルプラインでは、スペシャリストが異議申立書に何を含めるかのアドバイスや、それだけに留まらずその他多くのトピックに関する情報を提供いたします。
    • 800-621-3362 またはVRS (ビデオリレーサービス)にてFEMAヘルプラインへご連絡ください。ラインは、午前8時から午後7時までの週7日体制で対応しております。

ご自身の異議申立書を郵送、ファックス又はアップロードし署名と日付をお忘れなく

  • FEMAに最初の決定の再考してもらいたい場合、FEMAの決定書の日付から60日以内にご本人の異議申立書を郵送、ファックス又はアップロードする必要があります。その際、異議申立書に署名と日付を記入してください。それから、全てのページ、災害番号(FEMA-4615-DR-NY)並びに本人の証明となる書類にご自身の9桁のFEMA申請番号を忘れずに含めてください。
    • 郵送先: FEMA National Processing Service Center, P.O. Box 10055, Hyattsville, MD 20782-8055 
    • ファックス送信先: 800-827-8112, Attention: FEMA
    • FEMAのオンラインアカウントを設定するかオンラインで書類をアップロードするには、www.DisasterAssistance.govをご覧いただき、「Check Status」をクリックし、directionsをフォローしてください。

異議申立書を提出後に予測されること

決定書受領後、ご本人が異議申立書を書き、60日以内にFEMAへそれを送付する必要があります。その次は?さらに情報を求めるため、FEMAから電話または書簡を受け取ることがあります。あるいは、FEMAが、あなたの主要居住地の検査を行う可能性があります。どちらの場合にも、一旦FEMAに異議申立書を送付すると、FEMAがそれを受領後、90日以内に決定書を受け取ります。

注意喚起:

  • ハリケーン「アイダ」に伴い、法的な問題に直面している低所得者の方々で、アドバイスが必要な場合は、フリーダイヤルの888-399-5459までお問い合わせください。法律サービスプロバイダーからの連絡をご希望の場合、https://nysba.org/idaにてフォームを記入してください。利用可能な法的支援の例に、以下が含まれます。
    • 政府のベネフィット(福利厚生)を確保するサポート
    • 生命保険、医療保険及び財産保険金請求のサポート
    • 住宅修理契約及び請負業者とともにお手伝い
    • 災害で紛失又は破壊された遺言及びその他の重要な法的書類の交換
    • 再建プロセスでの価格釣上げ及び契約者詐欺を避けることなどの消費者保護問題
    • 譲渡抵当受戻権喪失問題による相談
    • 賃借人と貸主問題による相談
  • FEMA支援は、保険の代替ではなく、災害を被った全ての損失の対し補償することができないことにご注意ください。つまり本目的は、基本的ニーズを満たし、災害復旧を補うものです。
  • FEMA支援の申請方法は、以下の通りです。DisasterAssistance.govをご覧いただくか、FEMAのモバイルアプリをご利用いただくか、FEMA ヘルプラインの800-621-3362 (VRS)に電話でお問い合わせください。ラインは、午前8時から午後7時までの週7日体制で対応しており、オペレーターが、皆さんの母国語が話せるスペシャリストにお繋ぎいたします。
  • VRS (ビデオリレーサービス) 、字幕付き電話サービス又はその他のリレーサービスなどのリレーサービスをご利用の場合は、そのサービス番号をFEMAにお伝えください。
    • また、災害復旧センターを利用することもでき、災害支援に関する情報を提供できる他の連邦政府機関及び国家機関FEMA職員および関係者らと直接対面も開設しています。お近くの災害復旧センターを検索するには、DRC Locator (fema.gov)をご覧ください。
    • FEMA災害支援への申請最終日は、Monday, Dec. 6.12月6日月曜日です。
  • FEMAのダウンロード可能なパンフレットおよび他の援助と同様、オンラインリソースの詳細については、DisasterAssistance.govをご覧いただき、「Information」をクリックしてください。
  • コミュニティの特定のニーズを支援する機関への紹介に関しては、211に電話でお問い合わせいただくか、https://www.211nys.org/contact-usをご覧ください。ニューヨーク市在住者は、311に電話でお問い合わせください。
  • ニューヨークのハリケーン「アイダ」に関する最新情報は、www.fema.gov/disaster/4615をご覧ください。Region 2のツイッターアカウントtwitter.com/femaregion2 およびFEMAフェイスブックアカウント www.facebook.com/femaをフォローしてください。
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